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明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
それぞれの効能などをわかりやすくご紹介しているページです。
健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

桂皮について その1

ケイヒは漢字で桂皮と書き,中国では漢の時代に書かれた最古の本草書『神農本草経』の上品に「箘桂」及び「牡桂」の名で収載され,「上氣ガイ逆,結氣,喉痺,吐吸を主り,関節を利し,中を補い氣を益す」とあり,気を降ろすことにより上気による精神不安・不眠・めまいなどの症状を緩和させ,発汗により関節・筋肉の痛みを緩解させ,感冒,神経痛,リウマチ,関節痛,腹痛,動悸,不眠,めまい,頭痛,精神安定,のぼせ,冷え症,生理不順,生理痛,血行不順などに使われる薬剤に配合される.漢方では,安中散,黄耆建中湯,葛根湯,桂枝加芍薬湯,桂枝加竜骨牡蛎湯,桂枝湯,桂枝茯苓丸,牛車腎気丸,五苓散,柴胡桂枝湯,柴苓湯,十全大補湯,小建中湯,小青竜湯,治打撲一方,当帰建中湯,女神散,八味地黄丸,白虎加桂枝湯,苓桂朮甘湯など約60処方に配合される重要な生薬である.桂皮の仲間はエジプトの古文書にも見られ,古く東洋からもたらされたことを窺わせる資料が残されている.中国では古くから薬用とされ,筒桂,肉桂,桂心,官桂,板桂などの名前で呼ばれていたことが記録に残っている.日本でも古くから輸入され,正倉院に現存する「種々薬帳」に桂心として記載されており,古来重要な薬として扱われてきたことを物語っている.

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