半夏について その5
カラスビシャクは東アジアの暖帯から温帯にかけて分布し,日本全域,朝鮮半島,中国などの畑地や果樹園,路傍などに自生する.高さ15〜30cm,地下に1〜2cmの球茎を有する.葉は1〜3枚で,10〜20cmの長柄をもつ.小葉はほとんど無柄で全縁,3枚からなり,楕円形から披針形,先端は尖り,基部は鈍形.中間の小葉がやや大きく,長さ5〜10cm,葉柄の下部や小葉の基部にむかごが付く.5〜8月頃,球茎から高さ20〜40cmの花茎が伸び,緑色または帯紫色の仏焔苞に包まれた肉穂花序をつける.果実は液果で,8〜9月頃成熟し,緑色を呈する.
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