眠りの質が体調を左右する──スマートウォッチで見えた8つのパターン

学校や職場から帰宅してほっと一息ついてから、くつろいでいたら夜中になってしまった!
そんなことはよくある話です。とはいえ、毎日の睡眠不足の積み重ねは確実にあなたの元気を奪います。
過去の豆知識でもたびたびご紹介してきましたが、私は5年ほど前からスマートウォッチの活動量計を用いて睡眠状態をモニター・管理しています。
最初は測定結果が何を表すのかさっぱりわからず、「なぜこんな機能が搭載されているのか?」とずっと疑問に思っていました。
しかしデータが溜まるにつれ、数値と自分の体調の間には深い関係があることがわかってきました。
今回は、計測できる項目と体調との関係についてまとめてご紹介します。
活動量計が睡眠中に計測するデータ

一晩眠ると、起床時にはこれだけのデータが揃っています。
1か月も続けると、数値と自分の体調との関係がなんとなくわかってきます。
「なぜ値が悪いのだろう?」と原因をあれこれ考えて生活を改めてみると、数値が改善することが多々ありました。
この作業を繰り返し、習慣を改善していくうちに徐々によく眠れるようになり、日中の体調も良くなっていくことに気づいてきました。
データで見えた、私の睡眠と体調のパターン8つ
私には次のような傾向が見られました。当たり前のことも多いですが、「なるほどと納得できるものばかりでした。
※以下私の感想を含めて解説していきます。
睡眠のリズム
- 早寝早起きは睡眠の質が高い
同じ睡眠時間でも、早寝早起きのほうが睡眠の質が高い傾向があります。 (考察)→ 疲れているのに起き続けているとさらに疲れが蓄積するため? - 6時間でも8時間より熟睡度が高いことがある
6時間未満の睡眠でも、8時間眠るより熟睡度が高いことがあります。 (考察)→ 6時間が1回の睡眠サイクル(約90分)の倍数に相当するため?
食事・飲酒
- 少量のお酒でも睡眠の質が落ちる
お酒は少量でも飲むと確実に睡眠の質が落ちます。 (考察)→ アルコールの分解に肝臓が活動し、他の臓器もつられて起きていなければならず、休めないため? - 夜遅くにたくさん食べてすぐ寝ると睡眠の質が落ちる
満腹になると眠くなりますが、夜の睡眠の質は落ちます。 (考察)→ 消化のため消化器が活動し、他の臓器もつられて起きていなければならず、休めないため?
運動のタイミング
- 夜よく寝るためには、朝に運動すると良い (考察)→ 日中の肉体的な疲れにより眠りが深くなるため?
- 夕方以降の激しい運動はその夜の睡眠の質を落とす (考察)→ 交感神経が興奮してしまい、就寝時にもその興奮が続き、睡眠時に優位であるべき副交感神経に切り替わりにくくなるため?
体調・環境
- 感染症の罹患中は睡眠の質が落ちるが、回復とともに戻る
風邪などにかかると罹患中は睡眠の質が落ちますが、回復してくるにつれて上がってきます。 (考察)→ 免疫系が菌やウイルスと戦っているため、体が休めないため? - 夏は睡眠の質が落ちやすく、冬は上がりやすい
夏は「暑くて寝苦しい」ですが、冬は布団に入れば眠れます。 (考察)→ 睡眠中は体温が下がりますが、夏はエアコンをつけても適正な体温(温室)まで下げることが難しいため?
睡眠の質を下げている習慣を見直すことで、体調を良好に保つことができます。
活動量計をお持ちの方は、一度測定機能を確認し、記録された数値が自分の睡眠や体調とどのようにリンクしているかを観察してみてください。
生活習慣の改善のきっかけになるはずです。ぜひ一度お試しください。
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