menu

明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
それぞれの効能などをわかりやすくご紹介しているページです。
健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

蘇葉について その3

シソは古代に中国から渡来し,広く日本各地で栽培される.草丈は40cmほどで,全体に芳香があり,茎は四角形で直立し,よく分枝する.葉は対生で柄は長く,卵形から広卵形,先は尖り,縁は鋭い鋸歯がある.7〜8月にかけて枝先に総状の花穂をだし,花色は濃紫色または白色.秋に分果が成熟し,3〜4個の種子ができる.シソの品種であるチリメンジソ(表裏面とも帯褐紫色),カタメンジソ(上面緑色,下面紫色),チリメンカタメンジソ,アオジソ,チリメンアオジソがあるが,薬用として使用されるのは,最初の3品種のみであり,葉の両面が緑色であるアオジソとチリメンアオジソは主に食用として利用される.精油が多く,シソ特有の匂いが強いほど良品とされ,精油の揮散を防ぐため,気密な状態で保管することが望ましい.もともとシソは「蘇」と呼ばれていたが,死にかけた人に紫色した煎じ薬を飲ませたところ,たちまち「蘇(よみがえった)」ことから「紫蘇」と呼ばれるようになったといわれている.

TOPに戻る