砂糖と心臓
まだまだ、暑さが続きますが、暦の上では秋となりました。
秋と言えば「食欲の秋」。秋の夜長にお菓子を食べる機会が増えてしまうかもしれませんね。
市販のお菓子には砂糖が多く含まれているものもあり、お子様に与えることに注意している方もおられるでしょう。
6/27付けInternational New York TimesのHealth & Science面に「子供において砂糖を減らすと心臓の健康指標値が改善される」という記事を見つけました。次のようなものです。
アメリカ、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者が次のような報告をしました。「肥満した子供が、砂糖の摂取量を減らしたところ、心臓病の危険因子が減った。」
実験に参加した43人の子供(8〜18歳)は高血圧、高脂血症、または脂肪肝のような生活習慣病を患っています。彼らにとって、心臓病への恐怖は日常的なものでしょう。そんな彼らに9日間にわたり、食事中の糖分の量を以下のように変更しました。
● ショ糖: 28 % → 10 %
● 果 糖: 12 % → 4 %
● 食事内容(例):甘いヨーグルト、甘いケーキ → ベーグル、ピザ、ホットドッグ
さて、10日目に血液検査したところ、血中脂質量に大きな変化があり、心臓病の危険因子とされるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の小さな塊が消えていた、とのことです。研究者は「実験期間が短かったので、確定的なことは言えない。」としているものの、私たちにとっては、お菓子の食べ過ぎを抑えるためにも知っておくと良いお話かもしれませんね。
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