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明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
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健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

敗血症 、ご存じですか?

 暑かった夏が噓のように朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

なんといっても師走、12月ですからね。弊社のある東濃地方も紅葉真っ盛りです!!

さて、今日は私と私の父が経験した「敗血症」という病気についてお話します。

 

 「38.5℃の熱がある。寝ていれば治るから心配しないでくれ。右手が痛いから上にして寝る。これは先週、庭木の枝を剪定してその筋肉痛だろうな。」しかし心臓に持病を持つ70代後半の父の右手はグローブのように腫れています(以下、写真あり)。立ち上がることもままならず、ふらふらしています。嫌がる父を病院に連れていくと、診察の結果、すぐに抗菌薬の点滴となりました。なぜ抗菌薬なんだろう?

<医師>「指先から何らかの細菌(この時は黄色ブドウ球菌)により体内で炎症が起きています(炎症値(CRP)=22.0。通常は0.1~0.2 かなり高い)。心当たりはありますか?」

<父>「庭掃除のとき、とげのある枝が指に刺さって痛かった。」

<医師>「ああ、その時の傷かもしれません。放っておいたら、『敗血症』を起こして危なかったですよ。間に合って良かったです。」

敗血症?何ですか、それは? 調べてみると父の症状に当てはまるところがたくさんありました(怖)。

 「敗血症とは、何らかの細菌やウィルスに感染することによって全身にさまざまな影響がおよぶ非常に重篤な状態であり、心臓、肺など体の重要な臓器の機能が障害(臓器不全)され死に至る。患者数は世界で年間約2700万人で、そのうち約800万人が死亡していると報告がある。日本での年間死亡者は10万人を超える(1時間で10人以上!?)と推計されている。元々の体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。悪寒(38℃以上の発熱を伴うことがある)、倦怠感、鈍痛、認識力の低下、80% 程度の患者で全身の炎症を反映して著しい発熱を示すが、10~15% 程度の患者では低体温症(目安は体温36℃以下)となる。末梢血管の拡張の結果、末梢組織に十分な栄養とが届かず、臓器障害や臓器灌流異常、血圧低下が出現する。進行すれば錯乱などの意識障害を来たす。」(参考:Wikipedia)

↑【 治 療 前 】 おいおい、腫れてるよ・・・

↑【 治 療 後 】 治ってよかった!

幸い父は、連続で10日間の抗菌薬の点滴と抗菌薬の服用を続け、無事回復することができました。今では以前の元気な父に戻って「手袋をつけて(ケガ防止!)」落ち葉を拾っています。

 近年は元気な高齢者の方も増え、旅行やスポーツに取り組み、若い時と変わらない生活を送ってみえる方も多くなりました。しかし気を付けていてもちょっとしたケガをすることがあるかもしれません。「こんなのかすり傷だよ。」と軽く考えず、ケガをした後、何かいつもと違うなと感じたら早めに病院を受診してください。もしかしたら敗血症の初期症状かもしれません。手遅れになると・・・!

とは言え、毎日の睡眠、食事、運動のバランスに注意し、健康に気を付けた日常生活を送っている方であれば、それほど恐れる事でもありません。全てのケガが敗血症を引き起こすわけではありません。

 弊社は鎮咳去痰薬だけでなく、皆様の健康をサポートする滋養強壮薬、健康食品もご用意しております。詳細は弊社HP「製品のご案内」をご覧ください。

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