マオウについて・その2
麻黄の原植物はマオウ科マオウ属の植物でユーラシア大陸に約40種,アフリカに11種,アメリカ大陸南部に約30種が分布するとされ,このうち薬として活用しているのは漢民族とその文化圏だけである.日本および中国で薬用としているのは,Ephedra sinica(草麻黄),Ephedra intermedia(中麻黄),Ephedra equisetina(木賊麻黄)の3種類だけで,そのほとんどは中国に分布している.また,モンゴルでは,Ephedra sinicaのほかにEphedra przewalskii(膜果麻黄)やEphedra monosperma(単子麻黄)といった日本では薬用としない種を伝統医学において口内炎や消化器疾患などに利用している.
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