menu

明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
それぞれの効能などをわかりやすくご紹介しているページです。
健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

大棗について その1

タイソウは漢字で大棗と書き,中国では漢の時代に書かれた最古の本草書『神農本草経』の上品に収載され,「心腹の邪気を主り,中を安んじ脾を養い,十二経を助け,胃気を平らかにし,九竅を通じ,少気少津液・身中不足を補う.大驚,四肢重,百薬を和す」とあり,強壮及び緊張による痛み,急迫症状,知覚過敏,薬物の過激な作用等を緩和し,胃腸を整え,神経症による動悸・不安,ヒステリー,虚弱による食欲不振,利尿,鎮痛,鎮痙などに使われる薬剤に配合される.漢方では,黄耆建中湯,カッコウ正気散,葛根湯,桂枝湯,柴胡桂枝湯,柴朴湯,四君子湯,小柴胡湯,排膿湯,麦門冬湯,防已黄耆湯,補中益気湯など約70処方に配合される重要な生薬である.日本へは奈良時代に中国から渡来し,『本草和名』に「大棗,和名於保奈都女(おおなつめ)」(918)と記されており,また古くから栽培され一部野生化している.

TOPに戻る