当帰について その3
トウキは本州の山地の岩地に生えるが、多くは栽培されている。高さ40〜90cm、赤紫色を帯び、葉は互生で、1〜3回羽状複葉で、小葉は2〜3深裂し、終羽片は皮針形で、鋭い重鋸歯がある。質はやや薄く膜質、上面は濃緑色でつやがある。花は8〜10月にかけて頂端に複散形花序をつくり多数の白い小花をつける。果実は線状長楕円形、分果は長さ5〜6.5mm、幅1.2〜2mmで、油管が肋間に3〜5、合生面に8〜10ある。ホッカイトウキはトウキより大型で高さ1mを超え、茎は多くは緑色を呈する。葉は厚く、小葉の裂片は幅が広い。花はトウキよりやや遅く、果実は長楕円形で、分果は長さ5〜7.5mm、幅2〜3mm、油管が肋間に3〜5、合生面に6〜8ある。ホッカイトウキはトウキより主根が太く長いことで区別できる。
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