当帰について その4
日本で栽培されてきた当帰には、奈良・和歌山県境地域の富貴、大深地区を中心とする大和地方で生産される大和当帰(大深当帰)と北海道で生産される北海当帰があり、大和地方で栽培されるトウキを北海道へ移入し品種改良されホッカイトウキが作られたとされる。中国では当帰としてAngelica sinensis Dielsを原植物としているが、日本ではこれを日本の当帰と区別するためカラトウキ(唐当帰)という。現在では、日本のトウキを中国で栽培しトウキとして輸入されている。韓国には日本から持ち出された大和当帰の種子を栽培した日当帰とオニノダケAngelica gigas Nakaiを基原とする韓当帰の2種がある。
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