桔梗について その2
桔梗の基原はキキョウ科キキョウ属の植物で、ホタルブクロ属や去痰薬などとして使われる沙参のツリガネニンジン属によく似るが、東アジアに固有の1属1種で、Platycodon grandiflorum A. De Candolleの根を乾燥させたものを原料としている。収穫は通常、地上部が枯れる秋から萌芽が始まる翌春までに行われるが、晒桔梗の場合、周皮の剥がしやすい5〜7月頃に採取される場合もある。色が白く、重質で、えぐみの強いものを良品とし、軽質でもろく、空ろなもの、苦味がないもの、色の黄色っぽいものなどは次品とする。韓国では、薬用より食用の方の需要が大きいため、太く充実したものは食用とされる。
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