桔梗について その4
キキョウは日本各地から朝鮮、中国東北部にかけての日当たりのより山野の草地に自生している。茎の高さは20〜100cm。葉は互生や対生、3枚で輪生するものもあり、広披針形で先は尖り、葉縁に鋸歯があり、裏面は白色を帯びる。花は青紫色で、6〜9月に大きな花を横向きに咲かせる。根を乾燥させたものが桔梗根で薬用として使われ、皮付きのまま乾燥させた「生干桔梗」と周皮を剥いで乾かした皮去りの「晒桔梗」がある。昭和30年代まで国産の野生の生干桔梗が多く、その後、韓国産の晒桔梗が輸入されるようになり、昭和50年代には中国産の野生品が輸入され、昭和60年頃からは大部分が中国の栽培品で晒桔梗が流通するようになった。しかし近年、中国産の晒桔梗が高騰してきたため、皮付きのものが流通するようになってきた。
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