桔梗について その5
桔梗の主な成分はトリテルペノイドサポニン(プラチコジンA、C、D)、イヌリン、ステロール類などを含み、粗プラチコジンには鎮静、鎮痛、解熱、鎮咳、去痰、末梢血管拡張、抽出液には去痰、抽出物には唾液分泌亢進、気道粘液分泌亢進、血糖降下、抗ストレス潰瘍などの作用があり、感冒、肺炎、気管支炎や蓄膿症、肺膿瘍などの化膿性疾患、扁桃腺炎、急性咽喉炎などに応用される。扁桃腺炎などで喉が腫れて痛み、痰を伴う咳が出るときは、キキョウを煎じて飲むとよいが、キキョウだけでは苦味やえぐみが強いため、甘草と一緒に煎じるのがよい。サポニンは周皮に多いとされるが、漢方ではキキョウは色の白いものが良品とされるため、周皮を剥がして晒したものが好まれる。
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