スピルリナについて その3
スピルリナについて その2で示したように、少々他の藻類とは異なった面白い特徴を持つラン藻類ですが、起源は人類よりも遥かに古く、初めて地球上に酸素をもたらした生物でもあります。つまり、およそ30億年前に誕生し、進化の過程で初めて、太陽エネルギーを活用し酸素を放出する光合成を行うシステムを作り上げた種なのです。また、ラン藻は地球上に登場してから現在に至るまで生き続けており、構造は初期とあまり変わっていません。これは、太古から既に完成されたシステムを持ち、生きていくために必要な全ての物があの小さな体に詰まっていることを意味しており、一部のラン藻類が健康食品として使用されるのも頷けます。さらに、近年、バイオ燃料を生成するラン藻類も発見されており、今後ラン藻類は人類に無くてはならない物になるかもしれません。
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