伊吹山と日本神話

伊吹山の登場する日本神話は古事記(712)に倭建命(ヤマトタケルノミコト)による伊吹山の山神鎮定伝説があり、日本書紀(720)にも同じ記載があります。
その内容は「日本武尊が東征から都(当時は大和の国)に帰る途中、伊吹山の魔物(豪族)を征伐するために伊吹山に来てみると、伊吹山を幾重にも大蛇が取り巻いていた。そこで日本武尊は大蛇を跨いで通り抜けようとした時、毒気に当たって高熱を出して倒れてしまった」とあります。
毒気とは伊吹山に生息するトリカブトだと考えられています。
伊吹山に生息するトリカブトには、イブキトリカブト、キタヤマブシ、ヤマトリカブト、中国原産のカラトリカブト(ハナトリカブト)等があります。
漢方として使用する場合は根に猛毒のアルカロイドである「アコニチン」を含んでいるので減毒加工した上で神経痛、リウマチ、腱鞘炎に使用しています。
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