せきの " 養生訓(ようじょうくん) "
空気が乾く季節は、せきが出やすくなったり、ぜんそくの発作が起こりやすくなります。せきやぜんそくを起こりにくくするためには、日常生活で気を付けることがいくつかあります。それが「養生訓(ようじょうくん:健康的な毎日を送るために守ること)」と呼ばれるものです。以下は、せきの養生訓としてお勧めしたい生活習慣、そしてなぜそれが必要なのかを記したものです。日々の生活にお役立てください。
養 生 訓 |
もし守らないと・・・ |
十分な睡眠 |
●ストレスの増加 |
睡眠中に脳は日中受けたストレスを処理する。睡眠不足になると処理がうまくできず、ストレスが翌日に持ち越され、イライラを感じやすくなる。 |
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●血 圧 上 昇 |
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睡眠不足になると自律神経の1つ交感神経が優位になり、活発に活動するためのアドレナリン(血圧や心拍数を上げる)等のホルモンが分泌される。日中であれば問題ないが睡眠不足の場合、夜間もホルモンの影響で血圧が高くなる。すると循環器系疾患リスクが上昇する。 |
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●太りやすくなる |
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睡眠不足になると体のBMI値が高くなる。睡眠不足は摂食行動に関係するホルモン(グレリン、レプチン)の分泌バランスが崩れ、多く食べてしまい太る。 |
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適度な運動 (冷えを防ぐ) |
●筋肉が減り冷えやすくなる |
筋肉量が少ないと体内で生み出せる熱も少なくなるため体が冷えやすくなる。 |
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●体が冷えると免疫力が低下する |
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低体温になると血管が収縮し、血流が悪化する。血液中には免疫機能を持った白血球が存在するが、その移動速度が低下するため病気から身を守る免疫力が低下する。 |
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規則正しい生活 |
●朝ごはんを抜くと体が目覚めない |
「時間栄養学」では朝食は生体リズムを整える働きがあるらしい。 私達の体は25時間周期(サーカディアンリズム)だが、1日は24時間であることからずれを生じる。これをリセットするのが朝の光であり、朝食にもその役割があるらしい。 |
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●夜遅い食事はダメ |
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深夜に食事として摂った分は、就寝中に使いきれずに脂肪として蓄積する。理想は21~22時に食べ終わるのが理想。 |
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甘いお菓子を 食べ過ぎない |
●心臓病のリスクが倍増 & 腎臓結石の恐れ |
清涼飲料水、シリアル、パン、乳製品、フルーツドリンクなど加工食品のカタチで毎日摂取するカロリーのうち、全カロリーの25%となる添加糖を摂取した人たちは、10%未満となる添加糖を摂取した人たちに比べ、心臓病で死亡する可能性が2倍以上高かった。1日1回以上毎日定期的に清涼飲料水を飲んでいる人は、1週間に1回飲酒した人よりも腎臓結石発症リスクが23%高い。 |
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●肝臓に害を与える |
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あまりにも多くの砂糖を食べる人は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)、もしくは肝細胞へ余分な脂肪を蓄積させるリスクが生じる。NAFLDが進行すると肝硬変につながり、肝臓の瘢痕化(はんこんか)を引き起こすこともあり、時間が経つにつれて癌になる可能性が高まる。 |
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