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あなたの生体バリアは大丈夫?

今日は体調不良に影響しているかもしれない「生体バリア」についてのお話です。

人体の最小構成単位は細胞であり、細胞が集まって組織となり、組織が集まって器官(皮膚、血管、心臓、肺、胃、肝臓、すい臓、小腸、大腸など)を形成し、それぞれは独立して機能しています。なぜ器官はそれぞれが独立して存在できるのでしょうか。

実は器官を形成している細胞がそれぞれくっついて離れない状態になっているからです。その方法は細胞間にある「タイトジャンクション(TJ)」と「アドヘレンスジャンクション(AJ)」という接合によるものです。TJは細胞をくっつける働き、AJは細胞の形を保つ働きがあります。さらにクローディンというたんぱく質によって細胞同士が縫い合わされた構造をとることで、細胞外の環境と適度な透過性を保ちながら、器官を形作っています。

このような細胞ですが、大別すると2種類あり、内臓などにみられる「上皮細胞」と血管にみられる「内皮細胞」に分けられます。上皮細胞はTJ 1つとAJ 1つによって細胞同士がしっかり結びつけられており、外界からの影響(細菌やウィルスなど)が器官内部に及ばないよう、まるで「防護壁」(完全に透過性が"ゼロ"ではありません)のようになっています。このお陰で各器官は他の器官に邪魔されることなく機能できているのです。

一方、内皮細胞はTJとAJが互い違いに並んでおり、防護壁としての機能よりも、外界とのやり取り、つまり「透過性」を優先したつくりとなっています。だからこそ体の隅々まで張り巡らされた毛細血管は、内皮細胞で作られた血管壁を持ちながらも、その透過性により血液を通して栄養分や酸素を各器官に運び、その時に各器官からは代謝によって発生した廃棄物や二酸化炭素を受け取る「物質交換」を行うことができるのです(参考1)。

これができるのは上皮細胞と内皮細胞において、細胞間の膜の接合が保たれていることによる「生体バリア」機能のお陰であり、これはヒトが健康を保っていくためには重要な機能であることが、近年わかってきました。

2014年、日本の研究者により日本人2型糖尿病患者の血液中に、いるはずのない大腸菌が検出された、との報告がなされました(参考2)。これは本来、大腸にいるはずの大腸菌が何らかのきっかけで大腸から漏れ、血管壁を抜け血液中に混入したのではないかと推測されました。同時に、血管中に流れ出た腸内細菌が2型糖尿病悪化の原因になっていることも報告されました。

これらの腸内細菌は、腸の中にいる間は他の器官と「共生」することができるのですが、一旦、腸の外に出てしまうと、体にとっては「異物」となり、免疫細胞・免疫システムによる排除の対象となり、攻撃を受ける事になります。これがきっかけとなって体の中に「慢性炎症」が起こり、それが時間をかけ糖尿病を悪化させている可能性があります。大きく捉えれば、生体バリアの破綻があらゆる病気の元になるかもしれません(参考3)。

では、生体バリア機能を修復、かつ正常に保つためにはどうすればいいのでしょうか。

最近ではこれに関するいろいろな書籍が出ていますので、詳細はそちらに譲りますが、共通して書かれているのは「運動をする」「食生活を見直す」「睡眠不足にならない」です。人間本来の姿に回帰することが、結局は良い人生を送ることにつながるのではないでしょうか。

(参考1)実験医学2015 Vol.33 No.4 羊土社

(参考2)順天堂大学ニュースリリース(2014年6月4日)「日本人2型糖尿病患者における「腸内フローラの乱れ」を発見~腸内細菌が血流中へ゛移行する″ことが明らかに~

http://www.juntendo.ac.jp/graduate/pdf/news09.pdf

(参考3)「毛細血管は「腸活」で強くなる」 藤田絋一郎 ワニブックス|PLUS|新書 2019 

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