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明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
それぞれの効能などをわかりやすくご紹介しているページです。
健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

「最近疲れやすい」の裏側にあるかもしれない血管の老化

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普通に生活を送っていて「体が疲れた」、「おなかが痛い」、「今日はやる気が出ない」はよくありますが、人にとって大切な器官のひとつを忘れていませんか?

そう、「血管」です!血管の中を流れている血液は健康診断の際に検査することで体内の詳細な情報を得ることができます。 

その歴史は17世紀に顕微鏡で赤血球が観察されたことから始まりました。19世紀には染色技術により白血球の分類が可能となり、20世紀には比色法や自動分析装置の登場で検査が迅速・大量に行えるようになりました。

現在では、免疫学や分子生物学の進歩により、ホルモンや遺伝子レベルの検査も可能となり、診断や治療に欠かせない技術となっています。

しかし「血管検査」は私は受けたことがありません。なぜ、血管検査がないのでしょうか?  

健康診断で「血管検査」がないのはなぜ?

血管の状態は切ったり刺したりすることなく評価するのが難しいからです。

ただし、血液検査は「血管の健康状態を推定する材料」にはなりますが、血管そのものの状態を知るには専用の検査が不可欠です(頸動脈エコーなど動脈硬化の詳細を知るために一部の健診で導入されています)。

健康診断で血液の異常が見つかった場合は、血管検査を受けることでより正確なリスク評価が可能になります。

血管が担う生命維持の5つの働き

「血管ってただのパイプみたいなものじゃないの?」

いえいえ。血管の役割は、生命維持に不可欠な「輸送・調節・防御・修復」機能を担うことです。

単なる「血液の通り道」ではなく、全身の健康を支える多機能ネットワークです。以下にまとめてみました。

1. 運ぶ:酸素・栄養を全身に届け、老廃物を回収する。
2. 伝える:ホルモンや免疫情報を運び、体の機能を調整する。
3. 守る:免疫細胞が血管を通って感染や炎症に対応する。
4. 整える:血圧や体温を調節し、臓器の働きを安定させる。
5. 修復する:傷ついた場所で止血し、組織の再生を助ける。

脳・心臓だけじゃない、血管を多く必要とする臓器たち

こんなに大切な血管。では体の中にある臓器のうち、血管が多い(血管密度が高い)臓器はどこでしょう?

【 血管密度が高い臓器ランキング(推定) 】

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脳よりも腎臓の方が血管密度が高いのですね!脳だと思っていた私はちょっと驚きです。

心臓から送り出された血液はどこにどれだけ配分されるのか

では、血管が多く走っていれば、血液流量もそれに比例して多いのでしょうか?代表的な臓器の血液流量(推定)を見てみましょう。

【 代表的な臓器の血液流量(心拍出量に対する割合) 】

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腎臓と肝臓が一位、二位を争ってますね。心臓に多くの血液がありそうだなと思っていたのですが、全体の5%だったとは・・・。思っていたより少ないのでこちらも驚きました。以上の結果から、血管密度も血液量も腎臓がトップであろうことがわかると思います、昨今の「腎臓を大切にしよう!」との社会的流れとなっていることも納得できます。

※なお、資料によっては、順位や量が異なる場合があることをご了承ください。

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まとめ:「血管を大事にする」とはどういうことか

重要と思われる、つまり健康に直結している臓器には多くの血管が走り、それに見合った血液が流れ健康を維持してくれていることがわかりました。

でも、私たちはもしかしたら、知らない間に体の中で最も大切な「血管」に負担をかける生活を送っているのかもしれません。

将来的には、血管機能の検査が「健康年齢」や「予防指標」として定着し、生活習慣病のリスク評価に活用されることが期待されています。

特に高齢化社会において、血管の健康は「見えない臓器の老化」を測る重要な指標となるでしょう。これからも血管からは目が離せませんね。

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